フレックス大学院概要

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大場 好弘 山形大学副学長・フレックス大学院プログラム責任者

 山形大学では、日本初の人造繊維開発の流れをくむ「有機材料」の基盤技術と産業化への貢献の精神が脈々と受け継がれてきました。有機分子やポリマーといった有機材料は、この30年の研究展開で優れた機能の付与が可能となり、有機半導体やプラスチック光ファイバー、有機発光素子、有機太陽電池、炭素繊維、高強度ゲルなどが次々実現され、金属やセラミックを代替し凌駕しうる夢の万能材料へと成長を遂げつつあります。しかし、低コスト化、フレキシブル化、高効率化など解決すべき課題は山積しています。有機材料を最大活用し、新たな付加価値をもつシステムを創成するには、有機材料に関わる様々な物理・化学・生物学的現象を、分野を超えて理解し、複雑なシステムを目的に合わせて構築・制御する必要があります。そこは未開の学問領域「フロンティア有機材料システム分野」というフィールドです。
 このたび山形大学では新たに「フロンティア有機材料システム創成フレックス大学院」を創設し、フレキシブルな5年一貫教育によって、世界を舞台に有機材料の価値を創成するグローバルリーダーの育成を目指します。
 

飯塚 博 山形大学大学院理工学研究科長・フレックス大学院プログラムコーディネーター

 個性こそが「付加価値」を生む
 今、日本の産業界は大きな分岐点にあります。未来を見すえ、国としてどのような産業を残し成長させていくべきか決めなければならない時代がきています。まず必要なのは基盤産業の強化です。大学は、そのために必要な技術を維持・発展させる人材を育てなければなりません。産業界からニーズが寄せられる分野は、「機械」「化学」そして「電気・情報」の大きく3つであり、それらすべてを網羅しているのが山形大学工学部です。ここでは「機械・システム」「化学・バイオ」「情報・エレクトロニクス」に加えて、「有機・高分子」について学ぶことができます。「有機材料の研究」に関しては、6つの研究施設と8つの研究センターが集積しており、世界的な研究拠点となっています。たとえば有機材料を用いたセンサーを機械や電子などあらゆる工学分野の研究者と連携しつつ開発するなど、幅広い教育と研究ができる体制が本学にあります。
 基盤技術の強化に加えて、なにより大切なのが、技術に付加価値をつけることです。新たな価値を生み出すのは、研究者一人ひとりの個性にほかなりません。個性は他の誰から与えられるものではなく、自ら見つけていくものです。誰にでも個性はあります。静かな環境のなかで、自分を見つめる時間をつくることでこそ、自らの個性を見いだし、さらに伸ばすことができます。
 親からの影響、子どもの頃の環境や経験など、これまで培ってきた"自分"を再認識することで、「誰かのためにがんばりたい」という思いが出てくることもあるかもしれません。また、自分の得意だったことや好きなことを突き詰めていくことで、進むべき道が見えてくることもあるでしょう。私は小さな頃、飛行機のエンジニアに憧れていたことを覚えています。自分が楽しいと感じる分野を歩んできた結果、機械工学の分野で研究を続けることになりました。学ぶことのモチベーションを支えたのは、知らないことが解った瞬間のうれしさや、問題が解けたときの面白さです。人間は、自分が落ち着ける居心地のいい環境でこそ、力を発揮できるのではないかと思います。
 米沢市は、豊かな自然環境と歴史文化に恵まれた地です。ここで最先端の知識を吸収しながら、自分を大切にし、他の人も大切にできる人間的な魅力のある人に成長し、世界においても活躍してほしいと願っています。
 

落合 文吾 山形大学工学部 副学部長・フレックス大学院 教育ディレクター

 フレックス大学院は、新たな価値を創成できるグローバルリーダー人材を育成するための場です。単に研究を進めるための知識や技能を学ぶのでなく、志をもって社会に貢献するために欠かせない「創造性」と「主体性」を育てるプログラムであることが大きな特徴です。これら二つの資質を養成するために、海外インターンシップや国際シンポジウムでの発表や運営をはじめとして、一般的な課程では経験できない多くのカリキュラムを用意しております。また、勉学に集中するための経済的、教育的支援も充実しています。この素晴らしい場で学びたい皆様ならびにこの場で育った人材を活用して下さる皆様をお待ちしております。
 

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